誰しも 番外編
Nikon D500 AF-S NIKKOR 80 -400mm f/4.5-5.6 ED VR f/10 1/100秒 ISO125 240mm
前回の記事で、
高校生の時を思い出したので、
一つ、お話いたしますので、
お付き合いください。
彼女は、難攻不落であった。
事あるごとに、声をかけて
誘ったが、よい返事をいただくことはなかった。
でも、あきらめなかった。
彼女も部活をしていたので、
学校を出る時間はなんとなく、
一緒になることも多かった。
そう、同じ方角だ。(途中までだったけど)
ちょいと時間を調整して、(帰りにソワソワしていた自分)
「一緒に帰ろうやぁ」(よく言った。)
と、半ば無理やり? (満更でもなかったはずよ)
一緒に自転車を並べて帰った。(たのしかったょ~)
毎日じゃなかったけど、
週に2、3回は成功していたよ。
【今の時代なら、ストーカーといわれるのか?】
【今の時代の恋愛は、大変だ!!】
彼女が聞く音楽を聴いた。(ちょっと癖があった。ここでは書けない)
彼女の通学を覚えた。(ちょこちょこと曲がるのよぉ)
なんだか、学校に行くのが楽しかった。
そう、日常にメリハリがあったんだ。
でも、週に2,3回だから、
他の日は、友達と帰っていた。
友達も、彼女に私が
アタックしているのは知っていた。
そんな、ある日。
彼女の自転車を探したが
いつもの場所になかった。
彼女が先に帰っていたので、
し・か・た・な・く 友人と帰った。
すると、友人が私に
「お前、学校に何しに来よるん?」
と、訪ねた。
今思えば、友人は、
「彼女に会いに来ている」
とか
「彼女と会話しに来よる」
と、いう言葉を連想していたと思う。
が、私は、
「帰りにきよるんよぉ~」
一歩先に行った私の回答に、
眼から涙を流しながら、
自転車をふらふらさせながら、
肩を小さく揺らしながら、
笑っていた。
素晴らしい、高校生活だった。