いつまでもは、
Nikon D750 AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR f/8 1/1250秒 ISO100 230mm
私には、カメラが好きな友人が数人いる。
その中でも、ひときわ異彩を放つ人がいる。
「このアングルどうでぇ~」
「この、テカリ具合がよかろう」
と、ご自慢の写真を見せてもらうことがある。
正直、私は、「よい写真」というのがわからない。
だけど、その写真は
なんとなくバランスがよく配置されており、
コントラストもあり、写真が安定している。
そんなこの人は、
動画を中心にSNSに投稿しており、
フォロワーが3万人もいるらしい。
その、キャッチアイが素晴らし。
テカリ放題のきれいな写真がずらりと並ぶ。
ルミックスのコンパクトカメラで
撮影するらしい。
そんなこの人と、
冗談満載で、ニコンとキャノンの話をする。
そう、この人は「キャノン党」なのである。
「このレンズよかろげぇ~
ちょっと古くなったけど
70-200のニッパチよぉ~
まだ、カタログにあるけんねぇ~」
「やっぱり、フラッシュはガイドナンバーが・・・」
などと、こだわりが満載なカメラ好きなので、
『ほんなら、ええ一眼の買ったらええやん!』
とか、
『今度は一緒の高級コンデジカメラを買ってみましょうや』
と、何度も口説くが、
「でも、撮るもんがないんよねぇ」
そう、「撮影をする」、「何を撮影する」の
テーマが見つからない。
と、毎回つれなく返事が返ってくる。
何とも、煮え切らないこの人である。
で、
この人が今、持っているカメラは、
「何もない」
えっ????
カメラ本体を持っていない。
なんじゃそれぇ~!
ニッパチは、いつも仕事場の
引き出しで出番を待っている。